出会い系ニュース「18歳未満の犯罪被害、交流サイト過去最多 出会い系減」
インターネットの交流サイトなどを通じて、18歳未満の少年少女が被害者となる事件が2010年1~6月の上半期で730件、被害者数は601人に達し、それぞれ前年同期より99件、56人増えた。警察庁が19日発表した。上半期としては統計のある2008年以降の3年間で最多。警察庁は関係企業にネット利用状況の監視強化を要請する。一方で、いわゆる「出会い系」サイトを通じた事件は減っている。
交流サイトには、ネット上で自己紹介や日記、写真などを通じて交流を広げるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やゲームサイトなどがある。
警察庁によると、交流サイトを使って18歳未満の少年少女が被害に遭った事件は、青少年保護育成条例違反が440件で最多となり、昨年同期より51件増えた。児童買春は121件で8件減、児童ポルノの被害は130件で65件増えた。被害者の低年齢化が進み、上半期では14歳以下が184人で、全体の約3割を占めるという。
福島県では2月、会社員の男(40)が、SNSで知り合った女子高校生(16)をホテルに連れ込み、みだらな行為をしたとして逮捕された。神奈川県でも、2月にゲームサイトなどで知り合った女子高校生(16)にわいせつな写真を送信させて児童ポルノを作ったとして、無職の男(37)が逮捕された。
一方、「出会い系サイト」関連の事件は538件で、過去最少だった昨年上半期より106件減。被害児童は141人で、前年同期よりも124人減った。08年12月に出会い系サイト規制法が改正され、年齢確認の厳格化や届け出の義務化など規制が強化された効果が出たとみられる。
警察庁は大手交流サイト事業者計10社に対し、監視体制強化を要請。教育関係者らにも、保護者や児童に対して交流サイトの危険性を知らせるよう要請しており、さらに取り組みを進める。(五十嵐透)